2009年07月27日

結婚して一人前と認識される理由

 最近、既婚者と食事に行く機会があり、結婚前後で言ってる事が変わってきている為、ちょうどいいやと聞きたい事を質問。

「男は結婚してから一人前! って言う人が少なくないけれど、どうしてなんだろうね?」

 すると、連れではなくてカウンターの向こう側の大将が笑いながら一言。

「それは結婚っていうイベントがあるからでしょう」

 なるほどなるほど。
 要するに「結婚」という概念があって、それは基本的に男であれば誰しもが通るイベントなのだから、とりあえず経験しておこうよという事。
 確かに経験値という意味では必要なことだと頷けますし、種の生存本能を発揮するという意味でも、本来通過するべきイベントではあるのですね。
 なんで言われるまで気付かなかったんだろうというくらい、至極シンプルな結論に行き着きました。


 と、言っても。

 結局これもまた一つの価値観でしかないわけですよね。(大将は気を使ってラフなアドバイスをくれただけかな)
 何を以て一人前というのか、そんなのはたくさんの要素があるわけです。
 そしてそれらの要素一つ一つに対し、各人がどのような判定基準を設けているかなんて千差万別。
 一人前というハードルに対し、結婚という要素を重要視する方もいれば、軽視する方もいるかもしれない。

 そうした判断基準のブレというのが、世代間格差と言いきってしまうのはナンセンス且つ、軽率かなぁ、とも思います。
 流れで偏ることはあるにせよ、結局は個人個人の価値観に委ねられる部分が大きい気はします。


 個人的には、一人前として認識される理由はもっと現実的な要素が絡むと思っています。

 基本的には一人分の収入を得るだけで良かったのに対し、配偶者や子供の分はもちろん、配偶者の親類まで視野に入れる必要があること。
 配偶者の将来、それから子供を作る場合は子供の将来についても責任を持たなければいけないこと。
 家族という枠組を運営するにあたって、諸々の手続きや雑事の増加に伴う、仕事等に宛がえる時間の減少。
 親類の増加に伴い、人間関係の複雑化とそれを処理するのに必要な時間の増加。

 メンタルに関わる部分は抜いたとしても、パッと思いつくだけでこれだけあります。
 中には矛盾した要素を成立させなければいけない部分もありますし、収入の部分だけを見ても、複数人数の責任を負う事による負担の増加はあります。

 一人の人間の食い扶持だけでよかったものを、複数人の食い扶持を稼がなければいけない。
 極論するとこの一点こそが、現実的な部分での一人前かどうかの敷居になるのかな、と思っています。

 昔々、男は外で狩猟をし、食べ物を見つけてきました。
 そしてそれらを妻や子に与え、見返りとして安らぎを得て、新たな生命を育むという本能に従い続けてきました。
 ……というのを考えると、なるほど結婚が一人前の条件となるのは、それなりに分かりやすい判断基準ではないかと思います。


 まあでも結婚するという事だけではなくて、それを正しい形で維持していく事が一番大事ですよね。
 それを維持していく覚悟や自信がないとしたならば、たしかに一人前と呼ぶのは憚られるかもしれません。


 ちなみに、私自身には、そうした話は一切ございません\(^o^)/
 こういう話になったのも、冒頭の既婚者が。

  結婚前:結婚したくない、なんで結婚する羽目になったのか理解できない
  結婚後:結婚も悪くない

 とか言っていたので、酒の肴にしようと思っただけです。



~拍手レス~

>先日落馬して関係者から叩かれたとき、永劫に勝てないのかと思いましたw伊藤工も活躍してるし、三浦以外にスポットが当たるのは嬉しいですねー
所属騎手の関係で藤沢厩舎は応援というか、気にしていましたので、そこで使ってもらえて勝てたのは妙に嬉しいですw 先日のは叩かれたというか、心配されたっていう要素の方が大きいと思っています。

>大江原スレ大歓喜w
実況もものすごい早かったですよw


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